ボウリングのレーン
スポーツにはいろいろな用語がありますが、ボウリングにも当然いろいろ用語があります。知っておけばボウリングの上達に役立つこともたくさんありますよ。
レーンのレイアウト

上の図は、ボウリングレーンのレイアウトを示したものです(図をクリックすると、別ページで少し大きな図が開きます)。
アプローチ、レーン、ピンデッキに大きく区分されます。アプローチが15フィート、レーンが60フィートと決められています。横幅は42インチで、39枚の板を貼り合わせて1枚のレーンを構成しています。
と言っても、実際に板を貼っていたのは昔の話(今でも一部では残っています)で、現在はプラスチックなどの合成樹脂で製造された板に、木目をプリントしてあります。なぜわざわざ木目を付けるのかは、ボウリングの技術を語る上で板目の事は欠かせないからです。技術の話で解説します。
板目は、右投げの場合は右端から、左投の場合は左から順に1枚目、2枚目・・・と数え、一番左端が39枚目となります。
- (1)アプローチ
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投球のために助走を行うエリアです。
- (2)スタンスドット
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投球に入る前、ボールを持って構える時にアプローチのどこに立つか、目安となる点が付けられています。10枚目の板目から、5枚おきに付いています(レーンによっては5枚目にも付いています)。
スタンスドットはファールラインから見て12フィートと15フィートの2か所にあります。
- (3)ファールライン
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アプローチ後端から15フィートのところに引かれている、黒いラインです。レーンとの境界線になっています。ファールラインの先に足など体の一部が入ると「ファール」となり、得点は0点になります。
- (4)スパット・ガイド
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ファールラインから15フィート付近にある三角形のマークが「スパット」です。5枚、10枚・・・と5枚おきに付けられています。投球するときは、一般的にこのスパットをターゲットとして使用すると、精度よく投球することが出来ると言われます。
スパットとファールラインの中間にあるのが「ガイド」と言われる点です。こちらは端から2枚おきに5点ずつ、左右に付いています。「スパット」ではなく「ガイド」をターゲットにする選手もいます。
- (5)ピンデッキ
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レーンの先、ピンが立てられるところです。
- (6)ピン
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ピンは、ピンデッキに正三角形状に10本立てられます。アプローチ側から見て一番近いピンを「1番ピン」と言い、1番ピンの左後ろを「2番ピン」、右後ろを「3番ピン」、以下図のようにピン番号が付けられます。「1番ピン」の事を「ヘッドピン」とも呼びます。
- (7)ガター
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レーンの両側にある溝の事です。ここにボールが落ちた場合、仮に勢い余って跳ね返って戻ってきたボールがピンに当たったとしても、得点にはならず「0点」となります。
- (8)ボールリターン
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投球したボールが戻ってくる、2本のレーンの間にある部分です。ボールはこの下にある溝を通って戻ってきます。